No.4 清掃・リサイクルについて

【質問】
 最初に、不燃ごみの減量についてであります。今後更に増加の見込みである不燃ごみの処理のために、中央防波堤不燃ごみ処理センターに搬入する回数が多くなる状況にあります。そのために清掃車借上経費の大幅な増加が見込まれ、不燃ごみの減量が練馬区としても大きな課題となっております。

 我が会派より平成14年第一回定例会、昨年の第三回定例会・決算特別委員会において、ペットボトルの街区路線での回収を提案いたしました。ペットボトルの販売店での拠点回収に加え、街区路線回収を行うことにより、不燃ごみに含まれる約3%のペットボトルの減量だけにとどまらず、不燃ごみに含まれる約19%のびん・缶の減量にも効果があると伺っており、不燃ごみの減量とその分の経費減が期待されております。区としては、このペットボトルの回収について、費用対効果の観点からどのようにお考えなのかお伺いいたします。

 平成16年度当初予算では、6月より一部の地域でペットボトルの街区路線回収のモデル事業を実施するとなっておりますが、区民の皆様のペットボトルリサイクルの大きな要望にこたえるべく、一刻も早く区内全域での街区路線回収を求めるものでありますが、ご所見をお伺いいたします。

 今後、更にペットボトルの回収量の増加が予想されます。練馬区として、回収されたペットボトルの処理を、今までの指定法人ルートから自主ルートでの処理に変更していくよう早急に検討すべきでありますが、いかがでしょうか。

 2点目は、古紙持ち去りについてであります。ごみ集積所から古紙が持ち去られるという被害は以前からありましたが、特に昨年は多くの方からの声が届けられました。早朝、他区ナンバーのトラックが走り回り、古紙を持ち去ってしまうという苦情であります。持ち去りが目立つようになった背景には、まず第1に、中国などへの古紙輸出の増加による古紙価格の高騰があります。第2の理由として、集積所の廃棄物は法律上、無主物であり、勝手に取っていっても盗みにならないということがあります。

 古紙の持ち去りで一番問題なのは、持ち去りが行われることにより、行政と区民との信頼関係が崩れると懸念されることであります。また、安全・安心の地域づくりのためには、ルール無視の行為が日常の生活現場でまかり通ることは許されることではないと思います。

 練馬区としては、古紙持ち去り防止対策シートの配付や警備員のパトロールなどの対策を行っておりますが、正常なリサイクルシステムの維持のために、抜本的な対策を行う時期が来ております。そこで、2点について提案いたします。
 1点目に、持ち去りに対する区の意思を悪質業者にも区民の皆様にも周知すべきであります。そのために、悪質業者への持ち去りに対する警告シールを集積所に目立つように張るべきであります。
 2点目に、杉並区や世田谷区などのように資源の所有者を明確にしたり、指定以外の者の資源の持ち運びを規定するなどの条例の制定を視野に入れるべきであると思いますが、いかがでしょうか。

 3点目に、不法投棄対策について伺います。区内の道路、公園、空き地などへの不法投棄ごみは、夏には悪臭を出すなど地域の良好な生活環境を悪化させております。練馬区では不法投棄対策として夜間パトロールを実施し、その予防に力を入れておりますが、不法投棄されるごみは撤去をしても繰り返し捨てられる傾向があります。したがって、不法投棄されたごみのスピーディな対応が求められると考えます。倉敷市や葛飾区などでは、ボランティアの不法投棄連絡員を市民・区民の方から公募し、素早い情報収集に努めております。練馬区においても区民の皆様からの協力を得るためにも「不法投棄連絡員」を募集し、区と区民の連絡体制を強化すべきであります。
 また、不法投棄されたごみは管理者責任での処理でありますが、練馬区においては清掃リサイクル課を総合窓口とし、緊急連絡体制の整備を図るべきであると思いますが、ご所見をお伺いいたします。

【区の答弁】平成16年第1回定例会にて
環境清掃部長:
 私から、清掃・リサイクル事業についてお答えします。
 まず、びん・缶街区路線回収で、ペットボトルを合わせて回収した場合の効果についてですが、不燃ごみ量の抑制と資源回収量の拡大が可能となります。また、その費用については、資源回収経費は増加するものの、不燃ごみの収集・運搬経費が減少するため、経費全体としては削減が達成できるものと考えています。
 なお、回収地域の拡大については、モデル実施の経過を踏まえ、平成17年度中の全区展開に向けて努力してまいります。
 また、ペットボトルの資源化ルートについては、少しでも有利な条件で資源化できるよう、自主ルートでの処理を検討してまいります。
 次に、古紙の持ち去りについてであります。
 ご指摘のように古紙の持ち去りは、区と区民の皆様との信頼関係に悪影響を及ぼす行為であるととらえております。ご提案いただきました警告シールを集積所の看板に貼付する件につきましては、区の姿勢を更に明確にするため、実施に向けて検討してまいります。
 なお、最近一部の区では資源の持ち去り行為の禁止を条例により定めましたが、練馬区としましては、この問題を解決するためには、地道な取り組みが必要であると考えています。
 今後も警察との連携を強めながら、警備会社によるパトロールを継続するとともに、適宜、区職員によるパトロールを行うなど、持ち去り業者への対応を強化してまいります。
 次に、不法投棄対策についてです。
 不法投棄はさまざまな場所、形態で行われることから、区が実施しているパトロールだけでなく、地域から寄せられる情報が不法投棄解決のためには不可欠であると考えております。したがいまして、ご提案のような迅速に対応できる体制を整備し、その周知に努めてまいります。また、不法投棄連絡員制度の採用につきましては、他の自治体での実情を見ながら研究してまいります。

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