No.24 放置自転車対策について

【質問】
平成20年第一回定例会の予算特別委員会におきまして放置自転車対策について質問・主張を行いました。

221ページ、放置自転車対策経費について伺います。これまで練馬区としての放置自転車対策は、自転車駐車場の整備と放置自転車の撤去が、いわば車の両輪として行われて参りました。ここ10年の自転車駐車場の台数と放置自転車の台数の推移は、資料をいただきましたが、まず、自転車駐車場の整備台数は、平成9年度約33000台に対し、19年度は約40000台と7000台分、20%増加しております。また、放置自転車は9年度11500台に対し、19年度は、5000台で、この10年間で約6500台、55%の減少となっております。確かに以前は、駅前は早朝より放置自転車で溢れておりましたが、駅によって違いもありますが、放置台数が相当減少したと実感します。一方課題も残っております。一つは、平日以外の土曜・日曜の対応であります。土曜・日曜は、撤去を実施しておりませんが、土日の放置状況について伺います。

土曜・日曜についても各駅の状況を判断しながら、放置自転車の撤去を実施すべきと考えますが、いかがでしょうか。

わかりました。しかし撤去すること自体が放置対策の目的ではないと思います。是非、十分に区民に周知を行って、放置の台数を減らした上で撤去していただきたいと要望いたします。さらに、自転車誘導員については、これまで我が会派より再三、駅前における誘導員の効果については指摘してまいりました。誘導員がいなくなると、その瞬間から放置が始まるという話も伺っております。是非、配置をやりくりしながら、午前中だけではなく、朝から夕方までの配置をお願いしたい。いかがですか。

ぜ転車の放置問題については、確かに午前中の状況は改善してきているのは事実でありますが、今課題であると考えられることは、昼から夕方にかけて駅前の自転車放置が目立つようになってきているということであります。区としてはどのように分析されておりますか。
ッ鷦峪間が短いことや、店舗の前に置くということからすると、放置自転車として撤去は難しいのではないでしょうか。実際にどのように対応していますか。

η磴な客の心理を考えると、荷物があるので遠くの自転車駐車場へは置きたくない。短時間しか置かないので有料の自転車駐車場の利用にも抵抗がある。このようなことから考えると、今まで区が行ってきた撤去、そして有料自転車駐車場の整備という対策が、あまり効果が無い、ということになるのではないでしょうか。いかがですか。

Ь況はわかりました。ところで私の最寄り駅のスーパーでは、自転車を駐輪台に置くと、1時間は無料で、1時間を経過するとロックがかかり、有料になるというシステムを取り入れております。買い物客には大変好評であります。是非、この駐輪台を活用していただきたいと思います。いかがでしょうか。

幼児用自転車ヘルメットの助成事業について伺います。この事業は、我が会派から、署名を届けさせていただき、実施に向けて主張してまいりましたが、この度、新規事業として予算を計上していただきました。ありがとうございます。この事業は2才〜6才未満の幼児を事業対象にしておりますが、具体的内容を教えていただきたい。

評価いたします。この度、区と連携する自転車商組合は、放置自転車対策でもいろいろと協力していただいていると聞いております。また、小学校で行っている自転車安全教室でも自転車の整備をしていただいております。自転車商組合と十分協議をして、幼児用自転車ヘルメットの普及とともに、お母さん方や大人の安全運転についても繋げていっていただきたいと要望します。ところで自転車の運転については、子供から大人まで無灯火や携帯電話をしながらの運転、またヘッドフォンを聞きながらの運転など安全運転義務違反といえる行為が目立っております。区としては、今までどのような対策をとられてきたのでしょうか。

昨年、道路交通法が改正されました。自転車の運転については、更なる安全が求められております。区としても今まで以上の交通安全対策を実施すべきであります。特に、自転車の事故で加害者になった場合は、自動車事故と同じく、場合によっては莫大な賠償責任を負う、という事実をPRすべきであります。その方法の一つとして、運転マナーや賠償についても触れた内容のポスターや掲示板を作成し、団地やマンション、共同住宅等の駐輪場などに掲示していただきたい。いかがですか。

自転車が加害者になったときの賠償責任について伺います。自転車は、対自動車との関係の中では、歩行者とともに「弱者」の立場にあります。そのために、自転車利用者は、いつまでも歩行者と同じ感覚で通行しているように思われます。昨年11月には、渋谷駅前の横断歩道を青信号で渡っていた高齢の女性が自転車に衝突されて死亡するという痛ましい事故が発生しました。その他、自転車が加害者になる事故は多発しております。自転車側に高額な賠償が求められたケースもあると聞いておりますが、どのように把握されておりますか。

ところで、現在、区が窓口となって実施している区民交通傷害保険がありますが、この保険は、自転車事故をふくめた交通事故で自分自身が負傷したときに保険金を受け取れる制度であります。少額の保険料で加入できる保険として大変評価しております。損害賠償保険を付加している区もあると聞いております。また、民間のいろいろな保険があることも事実でありますが、是非、練馬区としても導入に向け検討していただきたい。いかがですか。

【区の答弁】平成20年第一回定例会の予算特別委員会にて
交通安全課長;
1月に私どもの方で主要駅におきまして、土曜日、調査を行ってございます。それによりますと、ほぼ駅によっていろいろございますけれども、ほぼ平日と変わらないような放置台数という状況でございます。傾向といたしますと、平日とは異なりまして、都心にレジャー等で出かける人の自転車なども多いというように推測されてございます。そのために、自転車駐車場というものを利用されたことのない方、また自転車駐車場を利用する意識がそれほどお持ちでない方、そういった方が駅前に放置しているような結果になっているのかなというように考えているところでございます。実際に駅周辺の自転車駐車場を見ますと、平日に比べまして、利用率としては約半分程度ということで、相当の空きがあるような状況でございます。

来年度から撤去事業を充実する形で、放置の多い駅を中心といたしまして、土曜日または日曜も撤去を実施する予定でございます。対象駅につきましては、当初は数か月現場で看板や、また放置自転車に対する札つけ、そういったことによりまして、十分に周知をした上で実際の撤去に入っていきたいというように考えてございます。

誘導員の効果につきましては、今、委員の方からご指摘のあったとおりかというように存じます。来年度につきましては、ここ数年間で駅への乗り入れ台数が増え、放置台数も非常に増えております。練馬駅、これについて本格的な配置を行っていくとともに、全駅につきまして増配置ができるような形で積極的な予算を組んでいるところでございます。また、指定管理者につきましても、来年度につきましては、自前の事業として誘導員の配置等を今、区との間で協議しているところでございます。区といたしましても指定管理者と十分に協議をし、連携をとりながら、午後の配置等も含めて、効率的な配置、執行というものを努めていきたいというように考えているところでございます。

昼から夕方にかけまして駅前、そして駅近くに置かれる自転車が増えているというところでございます。午後からの通勤、通学客というものも当然あるかとは思いますけれども、駅近くの商業施設、また商店街を利用する買い物客の皆さん、そういった買い物自転車が結果的に増えているのかなというようにとらえているところでございます。この買い物自転車につきましては、非常に通勤・通学の自転車と違いまして、駐車時間が短かったりとか、また置かれる場所が商店街のあちこちにといいますか、そういった状況にあるということで認識しているところでございます。

まず1点目のお店の前の撤去の現状でございます。私どもの方には、各お店からは、自分の店の前の自転車につきましては撤去しないでほしいというような意見を多数いただいているのが事実でございます。現在のところ、各お店の方で撤去についてご協力をいただけているところを除きますと、買い物客と、またそれ以外の通勤・通学の自転車などが混在しているような箇所につきましては、なかなか撤去ができていないというのが現状でございます。
 2点目の撤去と、駐車場の整備の効果が限定的になるのではないかということでございますけれども、買い物の実態からいたしますと、単に撤去をして取り締まりを強化すればいいというふうには、私どもは基本的には考えてございませんで、買い物客の利便性というものを、まず第一に考えるべきではないかというふうに考えているところではございます。ただ、ご指摘のように通勤・通学の対策と違いまして、ストレートに撤去ですとか、駐車場の整備というのが効果に結びつかないという点では、確かにご指摘のようなところがあるかなというようには思ってございます。現在、この買い物客の対策というのが、それぞれの各自治体の中でも大きな課題ということになってございまして、そのように各自治体とも共通の認識を持っているのは事実でございますけれども、なかなかその効果的な対策というのは見出せない状況にございます。実のことを申し上げますと、志村区長が会長となってございます全自連、全国自転車問題自治体連絡協議会、来年度早々にまた総会があるわけでございますけれども、その中でも練馬区からの提案としまして、買い物自転車につきましての実情と、その対策について全国的な調査を行っていきたいというようなことで考えているところでございます。

短時間利用の買い物客の方については無料、そして長時間利用する通勤、通学客のお方につきましては有料というような、そういった駐車施設についてでございますけれども、こういったご指摘の施設につきましては、確かに大変有効な対策の一つだというように現在認識しているところでございます。今後、早急に対策を講じていかなくてはいけない、この買い物自転車の対策の一つとして、今後、検討させていただきたいというふうに考えているところでございます。

2歳から6歳未満の幼児を対象にいたしまして、区内の自転車商の組合に加盟しているお店でヘルメットを購入していただきました際に、代金のうちの2,000円を補助するという制度でございます。

交通ルールを守るということになりますと、本当に一つ一つのルールについては非常に簡単で、なぜ守れないのかなというようなものでございますけれども、実際にそれを多くの人に守っていただくというのは本当に難しいことだなということで、今実感しているところでございます。ご指摘のようなさまざまな施策を組み合わせながら、またご指摘のありました一般質問において、ご意見をいただいているような点につきましても、早急に実施できるよう準備をしてまいりたいというように考えているところでございます。

自転車の利用者側に過失があれば、これは刑事責任が問われることも当然あるわけでございますけれども、民事上もそうした場合には治療代ですとか、亡くなられたような場合には遺族補償ですとか、慰謝料ですとか、そういった損害賠償の責めを負うことになります。今ご質問の高額な賠償金を求められた例ということになりますと、一つは高校生が誤って歩行者に追突いたしまして、脊髄損傷の重症を負わせたようなケース、このケースでは6,008万円の賠償金ということでございます。また、夜間、無灯火で携帯電話をしながら歩行者に衝突して、被害者に重大な障害が残ってしまったようなケース、このケースでは5,000万円の賠償金が求められたというように聞いてございます。これらにつきましては、金額的には非常にまれな例ではございますけれども、それ以外数十万から数百万円というような単位のケースについても、ほかにもいろいろあるというように聞いているところでございます。

今ご指摘いただきましたように、民間の自転車に関する保険というものもさまざま用意されてございまして、対象ですとか、範囲でございますとか、普及の状況等もいろいろでございます。ただ、私どもの区の区民交通傷害保険につきましても、現在、約1万8,000人の区民の皆様に加入していただいているということもあります。また、昨今、るるご指摘いただいていますように、自転車事故につきましての世間の関心というものも非常に高まっているというような事情もございますので、そういった点を十分に考慮しながら、今後、検討してまいりたいというように考えているところでございます。

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