No.75  エネルギー施策について 平成25年第1回定例会

 次にエネルギー施策についてお伺い致します。
 東日本大震災以降、節電を中心とする省エネルギー対策の推進は、国・自治体としてあらためて重要な課題となっております。

 最初に、家庭におけるLEDの利用促進についてであります。練馬区は、LEDの利用促進を重点課題に位置づけ、6月の環境月間行事を中心に普及啓発事業に取り組む計画をたてられております。我が会派は、LEDの活用促進は、環境負荷を軽減する観点からあらゆる議会の場面で主張してきましたが、その主張を受け止め、この度の事業を推進することを高く評価するものであります。最初にその費用対効果を区はどのように考えておられるのでしょうか。御所見をお伺い致します。

 昨年六月、環境省・経済産業省から家庭等で仕様される照明製品に関してLED照明等高効率な照明製品への切り替えが進むよう要請がだされました。私は、時機を逸せず足立区や板橋区・葛飾区など先進区を参考に練馬区でも環境負荷軽減にむけてLED照明機器の設置に対する支援を実施すべきと考えます。区の御所見をお伺いいたします。

 次に、家庭におけるエネルギーマネジメントについてであります。電力使用の無駄を排除し、合理的な賢い節電を定着させるためには、電力使用量の見える化によって、節電意欲を高めるとともに、電力のピーク時間帯を見定めて、家電製品の使用を制御することが大変有効であります。家庭のエネルギーマネジメントシステム、いわゆるHEMSは見える化機能に加え、家電製品等の自動制御、太陽光発電や蓄電機能等との連携によるピークシフトなど、さまざまな機能を持った製品が実用化されつつあり、今後積極的な活用が期待されております。HEMSについて区はどのようにお考えかお伺い致します。

 また、電力会社によるスマートメーターの大量導入の動きや、HEMSの仕様標準化の動きを踏まえて、今後、HEMSを活用した家庭におけるエネルギーマネジメント実現に向けて区として積極的に推進すべきと考えますが、御所見をお伺い致します。

 次に、街路灯についてであります。環境省は、規模の小さい自治体を対象に道路照明にLED照明への切り替えを促す支援策の導入を決定しました。街路灯の節電効果は高いとの評価があります。平成24年度から切り替えを進めている大阪府の試算では、府が管理する約23000基をLED照明に置き換えると約2300世帯分の年間消費量に相当する電力が削減できるとのことであります。
 練馬区は、平成26年度までの長期計画では、街路灯の一年間の削減する電力量は789919KWで4・8%減を予定しており、電気料金では、1131万3千円の削減を見込んでおります。私はさらに電力量の削減に拍車をかけるべきと考えます。長期計画後の残り約20000基については電力消費の低いLED照明へと変換すべきであり、その導入についてはリース契約にするなどスピード感を持って実施すべきであります。区の御所見をお伺いいたします。 

【区の答弁】
志村区長:
 エネルギーの施策についてお答えいたします。
 区は環境基本計画において、環境に配慮したまちをつくることを基本目標の一つとし、区民および事業者の環境配慮活動への支援に努めております。とりわけエネルギー使用量全体に占める民生部門の比率が高い本区におきましては、区民生活の中で省エネを進めることが極めて重要であり、こうした観点から新年度予算案の中にLED電球の普及促進事業を盛り込んだところであります。
 この事業は、区内のご家庭等で使用している40ワット相当の白熱電球を1万個、LED電球に入れ替えるもので、その費用対効果は年間63万キロワット時の節電を通じ、電気料だけでも1,600万円程度の効果があるものと見込まれております。
 また、今後の更なる支援の取り組みにつきましては、今回の事業に参加された皆様のご意見を十分に参考にしながら、環境負荷の低い照明への転換の促進に向け、効果的な方策を検討してまいります。

 次に、家庭におけるエネルギーマネジメントについてであります。
 いわゆるHEMSは、エネルギー使用の見える化や家電製品などの的確なコントロールにより、住宅の省エネを賢く実現することができるものであり、地域の省エネ、更にはCO2削減にも寄与することができるシステムであることを認識しております。
 区といたしましては、現在進みつつあるHEMSの技術開発とコストダウンの動向を注視しつつ、地球温暖化対策設備設置の補助のメニューに加えることも含め、普及を促進するための方法を検討してまいります。

 次に、街路灯のLED化についてであります。
 区は現在、約4万5,000基の街路灯の省エネルギー化に向けて2,500基の水銀灯を高効率型蛍光灯に取り替えているところであります。この蛍光灯は、LEDと比べ同じ明るさで消費電力に差がなく安価であります。一方、街路灯に用いるLEDは光の広がりが少なく、その性能も発展途上にあることから、区といたしましては、現時点においては高効率型蛍光灯の整備を進めていくべきものと考えております。しかし、いずれも低価格で高品質なLEDが開発されることが予想されますので、本格実施に向けてLEDの知見を積み上げていくことも重要であります。
 そこで、毎年最新のモデルを実験的に採用するとともに、リース方式なども調査・検討しながら、適切な時期に街路灯のLED化に取り組めるよう努めてまいります。
 私は、今後とも区民とともに省エネ・省CO2の活動に取り組み、資源やエネルギーを大切にする循環のまちづくりを目指してまいります。
 私からは以上であります。
( 平成25年 第1回定例会 )

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