No.139  シングルユースプラスチックについて

 現代社会の中で自動車産業・農業・食品産業・医療等にいたるまで生活の隅々に浸透している素材であるプラスチック。2015年データでは世界で年間3億トンの生産がありました。その大半は使い捨て梱包・容器用です。川や海に流れ込むプラスチックごみは、毎年1300万トン、街中を走る通常ののゴミ収集車に換算すると650万台分のプラスチックが何十年も毎年捨てられている計算となります。汚染は目に見えるビニール袋やボトルキャップに限りません。各地で市販のペットボトルの水や水道の水を調査したところ83〜90%の水に肉眼では見えないプラスチックの破片が混入していたとの報告があります。
 これまでに60カ国以上でビニール袋の廃止や課金、プラスチック製ストローの全廃、発砲スチロールの使用制限など、プラスチックの生産や使用を制限する政策や法律が施行されており、この深刻な問題への取り組みが世界中へと浸透し始めております。 
 プラスチックの代替素材として紙やバイオプラスチックなど自然に返る生分解性プラスチックなどが開発され始めております。今後の練馬区役所におけるプラスチック製品の利用の在り方についてお考えを伺います。

 練馬区は平成13年度より環境マネジメントシステム(ねりまエコプラン)基本方針を策定し、環境課題の解決に向けて取り組んでおり評価するものであります。今後練馬区として資源利用の在り方を持続可能なものへ変革するために練馬区環境方針でも謳われているとおり、率先して環境への負荷を減らすために継続的な改善を進める必要があると考えますが、シングルユースプラスチック利用に対しての区の考えをお伺い致します。

 私は、プラスチック削減方針を明確に打ち出し、練馬区および関連団体が先導して進めていくべきと考えますが併せて御所見をお伺いいたします。

 東京23区では、最終処分場の延命化のため、廃プラスチックについては、マテリアルリサイクルを進める一方で、熱エネルギーとして回収するサーマルリサイクルを実施することが、区長会総会で確認され、平成20年度から本格実施されております。
 そうした中、練馬区においては、新しい分別方法を周知するため、4月から区民向けに200回を超える説明会を実施し、10月から区内全域で容器包装プラスチックの回収を開始しました。マテリアルリサイクルに取り組むとともに、それ以外のプラスチックは不燃ゴミではなく可燃ゴミとして収集しサーマルに取り組んでおります。容器包装プラスチックを集積所で回収しているのは23区中12区。区の積極的な取り組みを会派として高く評価致します。
 一方、平成30年度の練馬区資源・ごみ排出実態調査の結果では、可燃ゴミのうち資源となる容器包装プラスチックの割合は4.0%を絞めてります。これを重量に換算すると5,000トンほどとなり、容プラとして回収している重量に近い数字となっております。今後より一層の資源化の推進という観点から、さらなる取り組みが必要と考えます。区のお考えをお聞き致します。 


( 平成31年 第 回定例会 )

Copyright (C) 2004-2019 うすい民男 All Rights Reserved